ブランクのある臨床未経験の看護師がいざ復職しようと思ったときに、不安が全くないという人はいないでしょう。看護師の国家資格は持っているものの臨床経験がないまま時間が過ぎてしまうと、現役で働いてきた看護師とくらべて大きな差がついてしまっていることは確かです。看護技術面だけとっても忘れてしまっていることも多いでしょうし、日々進歩している現在の医療技術についていけるのかどうか、不安材料を探せばきりがありません。
これはどの職業についてもいえることですが、不安を払拭するためにはしっかりと情報収集をすることです。どんな職場に行っても、自分なりにしっかりと情報収集をし準備をしていれば、余計な不安に振り回されることが少なくなります。復職のための準備をするつもりでいろいろなことに取り組むと習得も早くなります。看護技術が不安であれば、看護技術についてしっかりと書かれている本を購入してもう一度勉強してみるといいでしょう。
国や自治体が行っているセミナーに参加し現在の医療について学んだり、ナースセンターが提供している看護や医療技術の講習会に参加して実際に体験してみるのもいいかもしれません。自分はここまで学んだので、就職した後はわからないことがあればその都度聞いて解決しよう、というところまでいくと、準備前に抱いていた精神的な負担はかなり軽減されるでしょう。就職先が決まれば、またその分野についても勉強して準備しておくことが大事です。就職先としてはいきなり高度な看護や医療技術を求められる病院より、介護施設やリハビリを中心とした施設に就職して徐々に慣れていくのも一つの手でしょう。多少の不安は残るかもしれませんが臨床未経験の看護師でも無理なく働ける職場があるということはとても心強い情報ですよね。